25歳の転職術

1.25歳は社会人人生の曲がり角

 25歳の転職。ここでは高卒者を対象に考えてみたいと思います。さて、高校卒業してからおよそ7年。製造業にしても小売業、運送業、倉庫業、通信業・・・それぞれの業界で後進の指導を行っていてもおかしくないスキル保有者である25歳。会社全体の業務フローにも精通し、時として積極的に改善策を提案している、会議では議長役を務め、効果的な意見を引き出している、等といった光景もみえてきそうな高卒7年目の25歳。このように自分の能力を発揮し会社に重宝がられる人ほど、実は転職願望を抱いているものです。

 

 何故なら自分の能力を更に高めたい、もっと刺激がほしい等の欲求が強いのは若いゆえだからです。考えてみれば今の企業というところは、こうした転職力を付けるために教育しているとも言えなくもありません。

 

 終身雇用制が崩壊したといわれる1980年代、頼るもの、身命を捧げるものがなくなった私たちが考えた自己防衛本能です。会社からリストされる前に、会社が倒産する前にいつでも新たな職を得られるようにしようとする自己防衛の現れです。こうして、まだまだ夢も希望も情熱も有り、行動力旺盛の25歳は転職に思いを馳せたがるのです。

 

2.転職市場と転職希望者の需給曲線

 25歳といえば大卒者の場合は第二新卒者あるいは既卒者と呼ばれ、雇用市場のもとでは一定の注目を集めています。一方高卒の25歳も転職市場では一定の地位を得ています。特に全企業の9割を占める中小企業の経営者からは人気です。そこで25歳が転職市場で注目される理由を挙げてみましょう。

 

  1. 決して安くない教育訓練に係る時間コストを激減させることができる
  2. ビジネスマナーを保有し、旧態依然とした業務フローや職場環境に新たしい風を吹き込んでくれる期待感を感じる
  3. 戦力層の若返り化が図れる

 

 等の理由から入社7年、25歳になった人材が転職を思い立ったとき、転職市場は熱い視線で迎え入れてくれるわけです。

 

3.まとめ

 転職市場で人気があるといっても、企業が何処に魅力を感じるかというとそれは決してレベルの低いものではありません。過去に転職を数回繰り返していたり、それも全て異業種・意業界で、あるいは統一がとれていなかったり、積んできたスキルに重みが感じられるものでなければなりません。そうでなければ即戦力としての期待度が弱くなってしまうからです。従って大事なことは、自分の職歴を振り返りスキルの棚卸をしたうえで転職するならそうすべきです

 

 ところが棚卸をしてみて統一性が取れていなかったとしましょう。それなら転職はすべきではないのでしょうか。いや、そうでもありません。それでも実は悲観する必要はないのです。25歳位までは悩み多き年代でもあります。そのため仮にスキルの地固めができていなくても精神的な地固めはそれなりにできている筈です。これはこれで重要です。その上で25歳から、本格的なスキル構築に向おう、その為にはっきりしとした目的意識を持ちながら転職の扉をノックする、という方法も“有り”といえるのです。転職市場の真っただ中で、まさにそうした可能性を秘めた25歳なのです。

 

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